王龍

「…神崎。早く着替えろ」


そう言って目の前に現れた水嶋の姿を見て目を見開いた


「…その…水着…」


だって…スクール水着だったから


「…に、似合うだろ？」


…っ！？


隠れナルシ！？


つか、スクール水着って…


「ウケ狙い？」


「あぁ？」


あ、君も一応族にはいってましたね


しかも幹部


あんまうちと仲良くないから、忘れとったわ…ハハハ


「怖い、怖い。嘘に決まってんじゃん？…あ、由愛っ」


「えっ」


バッと物凄い勢いで、うちの指差したほうを見た水嶋


プッ…単純


「いねぇじゃねぇか」


「だって嘘だもーん」


「おまっ///」


「あれぇ？水嶋くん、顔真っ赤だよ？なーちゃんと何の話ししてるの？」


「あっ由愛！あのねー水嶋にねー」


「なっなんでもねぇ。それより、早く着替えてこい」


いつも無口な水嶋と、同一人物とは思えないわ…うん


「しょーがないっ！由愛、行くで？」


「う、うん」


まだ、気になってたみたいやけど…


いずれ気付くやろ(笑