王龍
「ハハッ」


そうやって笑いだした2人を見て、千尋は黒い…真っ黒い笑顔でこう言い放った


「へぇー。君たち、青龍幹部の僕に喧嘩売るんだぁ…。いい度胸してんじゃん?」


…怖っ


千尋、黒いっす…


「へっ?青…龍…?」


「うん、そぉだよ?喧嘩売ったんだから、ちゃんと相手してよねー?」


ドコッ


そういって、チャラ男の1人の鳩尾を“笑顔で”殴った


はい、ここ重要


無表情とか、キレてる顔じゃなくて、“笑顔で”だから!


うん、テストですよー(なんの?


「ゲホッ」


「す、すいませ…」


バキッ


もう1人のチャラ男の腕を折り曲げ、黒い笑顔で一言


「言葉には気を付けてねー」


…うん、怖い


もう1人のチャラ男のほう、絶対腕イったな


あ、つまり、骨折したってこと


「凪瑠ちゃんたち、何もされてないー?」


「大丈夫。つか、このチャラ男たちどうすんの?」


「放置☆」


うわーかわいそ


つか、由愛はっ!?


この子には刺激が強すぎるッ←


「…由愛?」


「………千尋くん、カッコいいっ」


…はい?





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