王龍
…あ。いいこと思いついた!


その名も作戦T!


「…あんたらさぁ、これからうちらと遊ばへん?」


「ひ、ひいぃっ」


「いやいや…ただ、普通に遊ぶだけやから。簡単に言えば、友達のフリ?つまり、作戦Tやねん」


『作戦T?』


おぉ…みんなハモったなぁ


「友達のT!うち、これ以上変な目で見られるの嫌やから、さっきのは友達同士の一種の戯れあいと思わせたいねん。…協力してくれる?」


これ以上めんどくさいことに巻き込まれたくないしー


「なーちゃんナイスアイデア!私は、その作戦にのったよー」


流石由愛っ!


話がわかるよ


「…俺らもそれでいい」


「ぼ、僕たちも…ですっ」


やった♪


「…あんたら、名前は?」


「祐希と、浩司です」


「ふーん。じゃ、遊び行ってき?うちらまだ、日焼け止め塗り終わってないし」


「は、はいっ」


そういって、男共は海に向かって走っていった


うん、青春ドラマみたい


「なーちゃん、早く塗って、みんなのとこ行こう?」


「せやね」


今日はなんだかんだ言って、楽しい1日になるかも………


そんな事を思いながら、日焼け止めをささっと塗った





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