王龍
ピーンポーン


「はーい」


ガチャッ


「…はよっす」


「はよ、蓮」


…みんながいるから


「凪瑠、今日顔色悪いで?」


「修司さんおはよ。ちょっと、久しぶりにあの夢見ててん。…そんなに悪いけ?」


「…大丈夫や。…お前には俺らがおる」


「…和くん…ありがとう」


そんな会話をしながら、黒塗りのベンツに乗り込む


このベンツに乗れるのは、王龍幹部とその舎弟だけ


うちは一応王龍の総長


副総長は和くん、幹部は修司さん


…やけど、うちは訳あって正体隠しててん


やけ、表向きは和くんが総長、副総長が修司さんなんや





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