先輩♀×後輩♂
「先輩、あのとき約束してくれましたよね!?私と真尋のこと協力するって。」

「うん、でも…気づいたの。私は真尋くんが好きだって…。ほんとに…ごめんなさい。」

「許さない。」

ズキッ――…

涙が出そうになるけど、今ここで私が泣くのは間違ってる――…。

「うん。許してもらえるなんて思ってない。だけど、もぅ、協力は出来ない…。」

「な…っ!?もぅ、いい!!覚えててくださいネっ♪」

そう言って校舎の中へ戻って行った。

ガクッ――…

言えたんだって安心と、

美鈴ちゃんの言葉への不安から腰が抜けた。

私、何されるのかな…。


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