先輩♀×後輩♂
『紗羅、先輩…??』

もう一度呼ばれてハッとする。

「ぁ、ごめんね…」

そう言って腕を離した私。

『ぃ、いえ…。どうかしました?』

「あ、あのね…一緒にお昼ご飯食べない?」

言っちゃったー…!!

『いいんすか?』

「うん!真尋くんと一緒に食べたい!」

私がそう言って笑うと、

真尋くんが何かボソッと言った。

『嫌われたかと思った…。』

「え?何か言った?」

『何でもないですよ。じゃあ、昼休みにまた来ますね!』

「うん♪」

良かった・・・・・。


< 129 / 340 >

この作品をシェア

pagetop