先輩♀×後輩♂
授業をサボるわけにもいかないから…

重い体を上げて、私は教室に戻る。

「紗羅!!」

「美月…」

「どうだったの~?」

「どうもないよ~!!」

『お前、最近呼びだし多くね?』

「そんなことないって!!ほら、もうすぐ授業始まるよ!?」

「そうだね!!朔也くん教室戻んないと☆」

『おぅ。じゃ…』

ごめんね。

大好きな美月にも、朔也にも…

こんなこと言えない。

二人に、迷惑かけたくないもん。


< 150 / 340 >

この作品をシェア

pagetop