先輩♀×後輩♂

デート

―日曜日―

「変じゃないかな~…」

私は玄関の鏡で最終チェックをしていた。

『…待ち合わせって9時じゃなかった?』

「うん、そう」

『まだ8時だけど?』

「いいの!早めに行かないと…」

待ち合わせに遅れたら嫌だし。

『ま、いいけどさ。楽しんで来いよ。』

いつも通りにな!と付け足しながら、朔也が頭を撫でてくれた。

ちょっと緊張も溶けて来た・・・


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