先輩♀×後輩♂
『だからか~。真尋が今日暗かったのは!?』

『そうですよ~。普通気づきますよね!?』

『だよな。苗字一緒だし。』

『…てことは…』

『そ、俺と紗羅は双子ってわけ。一応紗羅が姉で俺が弟な?』

『そうだったんですか』

一応って何だ、一応って…っ!?

『ほんとはこないだ教えようと思ったのに、お前が突っ走るから…』

慎吾くんは知ってたんだ。

『はぁ…、良かった。』

『あぁ、そうゆうことか…!!』

ニヤッと笑って私のことを見る朔也。

「な…何!?」

『ん~、何でもない。ま、コイツを振り向かすのは大変だけど頑張れよ、真尋☆』

『…ありがとうございます…。』

どういうことなのかわかってないのは私だけだった。

何なの――……??


< 67 / 340 >

この作品をシェア

pagetop