先輩♀×後輩♂
美月と並んで歩いてたら

後ろから声が聞こえた。

『あのっ!』

ん…?私…?

いゃいゃ、違うよね?

『あのっ、桐谷紗羅先輩…ですよね…?』

私…?

美月の顔を見ると、美月もわけわかんない顔をしている。

「えーっと、そうだけど…」

振り返って答えるとそこには

制服が真新しい、爽やかそうな男の子が立っていた。

『やっぱり★』

誰だこの子は…。

もしかして私のもう一人の弟!?

まさか…「そんなわけないでしょ!?」

美月にナイスツッコミをされた。

しかも頭叩かれたし…。

「イッタァ…。言われなくてもわかってるよー」

てか言葉に出してないのに何でわかったんだΣ

「あんたの考えることなんてお見通しよ。」

全く…と続ける美月。

さすが美月さんっ!

『あの…』

あ、忘れてた。

「あ、ごめんね;それで…私に何か用事?」


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