6時57分のあの電車で
登校人
2人の少女が恋した日。
金色の龍は、暴れる。
龍は、目まで金。
金色の目は、狂っていた。
そんな目をしながら、こう繰り返し言った。
“マコノ アクムハ コレカラダ”
その街の人々は、マコの名を聞くと怯える。
・・・小心者。
何もしらぬ者は、その名を嘲笑うのだった。
・・・愚か者。
金龍の言葉の真意を知らぬがためにーーーー・・・・・・・。