6時57分のあの電車で
目の前に・・・小学校時代の同級生がいたからだ。
真子は・・・過去の自分を知る人物に、極力会わないようにしていた。
小学校時代を、中学の新しい友達に知られたくなかった。
・・・私立の幼稚園、小学校に通っていたからだ。
そのせいで、塾では酷くいじめられた。
だから・・・・同じことは繰り返さないようにと、幼稚園から高校まである隼学園の中学に入学せずに、家から遠く離れた神戸の中学を受験したのだ。