出会いのかけら
捨て猫
荒れ狂う人波にもまれながら歩いているとき
俺は出会った
捨て猫のようにぼろぼろだったお前に・・・。
けして 欲なんていわなかった
あれがほしい
これがほしい
あれして?
これして?
何も言わなかった
ただただ
コクリとうなずくだけだった
笑いもしなかった。
いつも無表情で・・・。
でも何か
違った
何が違ったのかわからない
でも
すごく 守ってやりたい
そう
感じた
初めてだった
そう感じたのは・・・・。
俺の初めては
すべて
お前だったような気がする