真面目Boy&小悪魔Girl
第2話 バイト
ジリリリリリリッッ。
ジリリリリリリッッ。
「・・・ん~・・・?」
ぁ、もう朝か・・・。
あたしは起きて、髪をクリップで留め、下に行った。
「ぁ、おはよう、咲。」
「ん、おはょう・・・」
と、適当にお母さんに挨拶した。
「冷蔵庫に卵とかハムとかいろいろあるから。」
高校生のときから
朝ごはんは自分で作るというのが家のルール。
台所で、スクランブルエッグを作っていると、
「咲、あんたこれからどうするの?」
「どうするって?」
「今みたいにギャルして
自由に過ごすのもいいけど、
そろそろ、何かしたら?」
そろそろ・・・かぁ。