世の中の
※
―あの時、私が光様を護ってさえいれば…
光様は、刺されずに済んだのに…
私のせいだわ…私が、もっと周囲を警戒しとけば…光様は…光様は…
早雪は唯の家に来てから、ずっとこの調子だった。
食事、飲み物、一切採らなかった。
最初の頃、唯も何かと声を掛けていたが、最近は諦めたのか、全くといって声をかけていなかった
「光様…許して…」
※
当の光は、早雪のいない日々を謳歌していた毎日毎日光を視ていた早雪。
光にとっては、聡と二人っきりになれることが嬉しかった。
「ねぇ、聡」
甘えた声で光は聡の名を呼んだ。
「何?」
ロボットとは思えないほど滑らかな口調で応える。
「私たち、ずっとずっと一緒だよね」
光は上目遣いで、聡を見る
「当たり前だろ。光、愛してるよ」
「私も愛してる」
「ずっと一緒にいよう」
「うん」
―聡といる、それだけで私は幸せ。
だから神様、この幸せを壊さないで。後は何もいらないから
光の聡に対する想いはますます強くなるのだった。
―あの時、私が光様を護ってさえいれば…
光様は、刺されずに済んだのに…
私のせいだわ…私が、もっと周囲を警戒しとけば…光様は…光様は…
早雪は唯の家に来てから、ずっとこの調子だった。
食事、飲み物、一切採らなかった。
最初の頃、唯も何かと声を掛けていたが、最近は諦めたのか、全くといって声をかけていなかった
「光様…許して…」
※
当の光は、早雪のいない日々を謳歌していた毎日毎日光を視ていた早雪。
光にとっては、聡と二人っきりになれることが嬉しかった。
「ねぇ、聡」
甘えた声で光は聡の名を呼んだ。
「何?」
ロボットとは思えないほど滑らかな口調で応える。
「私たち、ずっとずっと一緒だよね」
光は上目遣いで、聡を見る
「当たり前だろ。光、愛してるよ」
「私も愛してる」
「ずっと一緒にいよう」
「うん」
―聡といる、それだけで私は幸せ。
だから神様、この幸せを壊さないで。後は何もいらないから
光の聡に対する想いはますます強くなるのだった。