世の中の
※
「彼女は美人、彼氏もイケメン。このうえなく上質のカップルだね」
友也は先生から逃れ、今は翔の部屋に匿っている
「何の話?」
「先日結婚した、俳優の亦部吉郎と名取愛花の話だよ」
「ああ…たしかにね」
大して興味無さそうに、宿題をし始める翔
「その二人、十二島に別荘建てるらしいよ」
「へえ」
「興味ないの?」
不満げに口を尖らせる
「秘密。で、どこに建てんの?」
「元岡崎財閥の家があった場所」
「ああ、たしか、政治家が島民と親交を深める為に建てた…っていう」
「そっ。その政治家は悪いこと考えてたようだけど…失敗しちゃったんだよね」
そう言って、フフフと不気味に笑う友也。
「あそこの土地、大人気じゃん」
「そうだね~。もしかして何か憑いてるのかも」
真剣に考え始めた。
翔は友也を一瞥すると再び宿題をし始めた。
「彼女は美人、彼氏もイケメン。このうえなく上質のカップルだね」
友也は先生から逃れ、今は翔の部屋に匿っている
「何の話?」
「先日結婚した、俳優の亦部吉郎と名取愛花の話だよ」
「ああ…たしかにね」
大して興味無さそうに、宿題をし始める翔
「その二人、十二島に別荘建てるらしいよ」
「へえ」
「興味ないの?」
不満げに口を尖らせる
「秘密。で、どこに建てんの?」
「元岡崎財閥の家があった場所」
「ああ、たしか、政治家が島民と親交を深める為に建てた…っていう」
「そっ。その政治家は悪いこと考えてたようだけど…失敗しちゃったんだよね」
そう言って、フフフと不気味に笑う友也。
「あそこの土地、大人気じゃん」
「そうだね~。もしかして何か憑いてるのかも」
真剣に考え始めた。
翔は友也を一瞥すると再び宿題をし始めた。