世の中の
しかし、予想外のところから伏兵が出てきた
「賛成」

新一が、普段あまり口を挟まない新一が、発した

「……」

仁はあからさまに嫌そうな顔をした
横では唯がはしゃいでいる。

どうやら、犯人を捕まえることに決定したらしい。

―こいつらだけだと、危険なとこに入るだろうし…俺が面倒みるしかないか

仁は静かにため息をついた。


十二島には不似合いな立派な建物、亦部夫婦の別荘が完成しつつあった

深夜、その建物に怪しい人影がいた

「出入り口は二つ、二階建て」

と言いながら、紙に家の間取図を書いていた


「海だぁぁああ!!水着の女の子はっ!!!―いない!!」

波の音しか聞こえない中、飯田友也は一人ではしゃいでいた。
深夜だと言うのに、テンションは異常なまでに高かった。

「黒い空。黒い海。全身黒タイツの俺!!青春だー!!イヤッホー」

ちなみに、格好は全身黒タイツではない。


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