世の中の
※
「フフフ…やはり俺は捕まらないらしい」
当の友也は木の上にいた。葉が多いので、近づかなきゃ分からない
「もしかして、俺ってエジソンを抜くほどの天才だったりして…」
軽く自己陶酔におちてうるとき、下の道に先生が「飯田ー」と言いながら歩いていた。
先生は当の友也が上にいることに気づかず、そのまま通りすぎていった
「ふう…」
緊張が解かれた安心感でため息が洩れた
「なにしてんの?」
下から、声が聞こえた
「!!」
慌てて下を見ると翔が突っ立っていた
「おまえかよ!!」
「悪い?」
「とりあえず、木に登れ!!先生に見つかったらヤバいから」
「了解」
木に登り始める翔。
翔が登り切った後、翔に質問をした。
「んで、何で翔はここにいるの?」
「別荘で爆発が聞こえたってニュースで言ってたから、その取材に」
「…なーるほど」
「どうせ友也でしょ」
冷めた口調でポツリと言った翔。全て見通されたてると思った友也は昨日の開き直った
「フハハ。正解だ!!翔くん」
「…開き直られてもね」
「しかも別荘の中に通り魔いたしね」
「マジで」
さすがに驚いた顔を見せる翔
「何とか撃破したけどね」
「……」
最後の友也の言葉には答えず、何か考え込んでいる