世の中の
「ところで、あなた誰?」

唯は医者に聞く。
新一の知り合いってだけで唯は面識がなかったのだ。
それに、この医者は副業みたいなもので、本業は小説家だった。

「田中」

一言だけ言うと、後ろを向き、

「さてと…原稿でも書くか…」

アクビをしながら、部屋を出ていく
唯はそれを見ながら

「田中…マキコ…?」
と、意味不明なことを言っていた

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