世の中の

な、なんだ!!ここは立ち入り禁止区域のはずだぞ!!何で人がたくさんいるんだ!!

通り魔の犯人は知らなかった。
警察意外にも追われてることを



仁は立ち入り禁止区域に入ろうとしていた。辺りを警戒していた

―よし、誰もいない!!フェンスをよじ登ろうとしたとき

「仁!!!」

「はい!!」

咄嗟に返事をしてする仁。声をした方向を見ると唯が立っていた

「おま―大丈夫なのか!!!」

唯は仁の質問に応えず仁に近づいていく

仁も慌ててフェンスから降り、唯に近づいていく

「…んで」

唯が下を俯きながら、何かを言ってる

「え?」

「何で見舞いに来ないんだー!!!」

仁のみぞおちに唯のパンチが思いっきりはいる

「っ!!」

声にならない程の痛みがきて、仁は後ろに倒れる

「ゲホッ…」

咳をしながらあることを思い出した
―そういやこいつ、空手やったことあるって言ってたな…。

「何か言うことあるんとちゃうか?」

目の下に影をつくる唯に恐怖をおぼえながら、仁はいい言い訳を考えていた

「え…っ…と…」
―思い付かないっ!!!

「仁は唯の為に犯人を捜してたんだよ」

「え?」

「…新一」

仁は安堵のため息をつき、

「そうそう!!だから行けなかったんだよ」

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