世の中の
「た…多分」
―ストーカーは嫌だしな

「ま、どーでもいーや!!やめる?死んじゃうよ」

友也の質問に翔は不敵に笑い、

「辞めるわけないだろ」

翔は感じていた。今まで味わったことない興奮を。それをみすみす手放したくない

「うん。俺も」

そう言って笑う友也もまた同じ感情だろうと翔は思った。

爆弾を発火させたのも先生に追いかけるも、日常が今の現状がつまらなくて、あんな行動にでたのだろう

「捜すかっ!!犯人を!!」
「うん!!」

―友也が友達で本当によかった。周りを驚愕させるような行動するけど、こんな、楽しいことが出来るもん
何より、友也の陽気さが、不安を一掃させる。
本当に、友也が友達でよかった。いい親友をもった

「その顔は何か企んでるでしょ?」

―あ、やっぱ親友はやめよう。うん

「何も企んでないよ」
すねた口振りで言ったが、友也は全く気にすることもなく喋り続ける

「とりあえず、別荘を爆破して、侵入するか」

「やめろ!!!」

―こういう所は直してほしいや

と、切に思う翔であった。

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