世の中の

それから数日後

「一向に犯人見つからず」

友也が石の上に座り込み、隣に翔も座っていた

「警察も捜してるんだけどねー…」

苦笑でやや疲れた声で言った

「…あの時、爆発で足、吹っ飛ばせとけば良かった」

「それはダメだから。絶対」

―警察も捜しているのに、何の手がかりも見つからないなんて可笑しい

「ま、仕方ないよ」

翔の心を読んだかのように落ち着いた声で話始める

「通り魔ってあんまり証拠とか残らなっぽそうだから」

「でも……不審な男を見たって目撃者もいない」

「普通に生活してたりしてね」

「捕まえようがないじゃん!!」

「そう焦るなって」

友也は翔を宥めたあとポケットから紙を数枚だし、翔に見せた

「実は…ね」
普段と変わらない笑顔だったが何故か翔は不気味に思った
そんなことは知らず、友也は話続けた

「これ、貰ったんだ」
「貰った?」

「うん」

「てか、もっと早く出せよ」

「ごめん」

「…どこで知り合ったの?」

「銭湯で意気投合しちゃった」


それは数日前
友也は久しぶりに、風呂にはいることにした汚い話、ここ数日、先生が翔や友也の家の周りいたので、風呂には入れなかったのだ

「ふふふー。ここは秘密の場所なのだ~」

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