先輩とあたし
ヒーロー
「ちょ、氷歌莉たすけてー」
「十和いいじゃん。だって中野先輩ってイケメンだし、スポーツ万能だし、お金持ちだし、女の子にモテモテなんだよ??」
「やだよっ。なんであたしなの?氷歌莉みたいに美人な娘にすればいいのに。」
「いや、十和わ十分、美人なんだけど…。んなことより、今からが大変ね?」
「なんで??」
「だって中野先輩って3年生になるまで彼女いなかったし、ファンクラブだってあるんだよ。だから十和なにされるかわかんないよ。」