teens
Are you waiting for someone?
校門の近くで見知った背中が見えた。
『春江、おはよう』
「あ、雪乃おはよ」
『今日、寒いね。』
「うん。風は強いし、いやになるよ。なんで休校にならないかな。」
二人で笑い合っていると、また強風が吹き荒れた。
『あー、髪の毛邪魔だな。こんな日は特に。』
「うん。分かるよ。切っちゃえば?雪乃はショートも似合うよ」
『う~ん、そうだね、考えてみる。』