ニセの恋人
「おはようございま~す・・・」


「おっいいところにきた。橘!!ちょっとこっち来い」


うげっ・・・鬼河田がよんでる・・・

鬼河田はあたしの上司

・・・で何かとうるさいしあたしのことをパシリに使うから

大っ嫌いな人間のうちのひとり


「はいなんですかぶちょう」

「なんだよその棒読みは。まぁいい。お前藍田外回り行って来い」


・・・は?え、待ってよ。

部長知ってますよねあたしが外回り苦手なこと


「なんでですか・・・?」


「だってお前外回り苦手ジャン?」


ジャンってなんすかジャンって・・・

てか知ってるなら行かせようとすんなよー

でも鬼河田はにっこり笑顔であたしに言う


「逆らうのか?おい」

「いいえ~いってきまーす」


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