フェンス


『……ダメだ!』

とっさに意味を理解できたのは親父だけのようだ。

『どうゆう事だ?俺にもわかるように説明してくれ。』

傷口を押さえながら秋斗さんが起き上がる。

『俺、前に母さんに変化し続けるバグだって言われたことがあるんだ。

ウイルスとかバグとかよくわかんないけど…

俺を…ウイルスの変わりにデータ化して兵器の中に送り込んでくれたら作戦を続行出きるんじゃないかな…?』

とっさに思いついたアイデアだった。

内容をみんなに告げると親父は首を横にふる。


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