フェンス

『親父!?親父!?』

何度も呼びかけるが返事がない。

でも遠くの方で銃声や声は聞こえている。

俺は心配な気持ちを抑え自分に出来ることをしようと近くにあったファイルを開いた。

だが……あまり関係のないようなものばかり……

ため息をつき椅子の背もたれにもたれ掛かると机の一番上に鍵の掛かった引き出しを発見した。

俺はさっきと同じように鍵穴に触れ集中した。

カチャ―…

引き出しが開く。

中には1枚のCD-ROM。

それを手にとりパソコンに入れるとパソコンは機械音をうならせながら読み込み始めた。


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