フェンス
テスト当日。
ピピッ…ピピッ…
目覚ましがなる。
まだ少し早い
早朝5:00―…
俺はベットに座り今日の人生を決めるテストへの緊張を落ち着けた。
未来のことを想像するとため息がでる。
少しして俺はようやくベットから立ち上がり学校へ行く準備を始める。
学校に行く途中にコンビニでパンとコーヒーを買い学校へ向かった。
寒い風を浴びながらゆっくり歩いていると携帯が鳴りだした。
「もしもし?真優?おはよ。ど-した?」
真優からの電話。
「今日テストだね。」
「うん…」
「私達皆…バラバラになっちゃうのかな…」
「多分なぁ…でも頑張れよ。真優は天才なんだから。」
俺は笑って答えた。
真優の母親は真優がホワイトフェンスに行くことを望んでいる。
俺に止める権利はない。
「うん…裕君も頑張ってね…また学校で。」
それだけ言うと真優は電話をきった。