あたしペット。
浩介と一緒にいるときでもアタシは成瀬さんを優先する。


「もしもし?レン?」

「成瀬さん?どうしたの?」

浩介は不快な顔をする。
浩介には“成瀬さん”は、女の先輩、とゆうことにしている。


「今日は遅くなるから、夜御飯用意出来ないんだ」


アタシの頭の中でパッとひらめく。

「あ、彼女?」

「うん。なるべく早く帰るよ」


言い忘れていたけど、成瀬さんには彼女がちゃんといる。


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