オバケの駐在所
「夢に届けば
いいな……か。」
修二君は呟き
休んでいた野球部連中から
硬球を1つ取り上げると
両手を頭より高く上げ
ワインドアップの
構えを見せる。
「アカツキ……、
あのオバケの
名前なんだっけ?」
「えっ?
……確か金三叉。
でも尻尾が
2つになったから
金二股になるのかな?」
すると彼は鼻で大きく
息を吸うと、
遠く遠くおよそ
50mは離れた
狐に向かってこう言った。
「おーい!
フタマタ金玉やろー!」
そしてオバケめがけて
投げられる
そのめいいっぱいの
フォームから
繰り出された豪速球は
まるで矢のように鋭く、
見事なコントロールで
金三叉の頭に
ヒットさせた。
途端に「キャイン」
なんて鳴き声がして
ハジメさんと校長は
笑いながら
親指を高く上げる。
「ストライーク!」
いいな……か。」
修二君は呟き
休んでいた野球部連中から
硬球を1つ取り上げると
両手を頭より高く上げ
ワインドアップの
構えを見せる。
「アカツキ……、
あのオバケの
名前なんだっけ?」
「えっ?
……確か金三叉。
でも尻尾が
2つになったから
金二股になるのかな?」
すると彼は鼻で大きく
息を吸うと、
遠く遠くおよそ
50mは離れた
狐に向かってこう言った。
「おーい!
フタマタ金玉やろー!」
そしてオバケめがけて
投げられる
そのめいいっぱいの
フォームから
繰り出された豪速球は
まるで矢のように鋭く、
見事なコントロールで
金三叉の頭に
ヒットさせた。
途端に「キャイン」
なんて鳴き声がして
ハジメさんと校長は
笑いながら
親指を高く上げる。
「ストライーク!」