オバケの駐在所
3本の長い爪を
小さな赤子の
頭と肩と尻に掛け
親指で押さえながら
すくうように持ち上げて
口元にまで持ってくる。
柔らかそうな
あんよから頂こうと
内心では
ほくそ笑んでいたが
いざ食べようとした時、
天から大量の
生温かい雨が
顔に降りかかってきた。
……ん?
思わず空を見上げたが
すぐ気づく。
足をジタバタさせて
思いきりわしの顔に
赤子が放尿していたのだと。
……やれやれ。
特に気に障る事でもないが
おとなしく口の中に
入ってもらいたいものだと
頬をかいた。
活きが良いのも
悪くないが食べづらいし
落ち着かせるため
背中などを指の腹で
撫でたりしてみる。
するとお尻から
今度は何か個体が
落下してくるのが
薄暗い中、微かに見えた。
小さな赤子の
頭と肩と尻に掛け
親指で押さえながら
すくうように持ち上げて
口元にまで持ってくる。
柔らかそうな
あんよから頂こうと
内心では
ほくそ笑んでいたが
いざ食べようとした時、
天から大量の
生温かい雨が
顔に降りかかってきた。
……ん?
思わず空を見上げたが
すぐ気づく。
足をジタバタさせて
思いきりわしの顔に
赤子が放尿していたのだと。
……やれやれ。
特に気に障る事でもないが
おとなしく口の中に
入ってもらいたいものだと
頬をかいた。
活きが良いのも
悪くないが食べづらいし
落ち着かせるため
背中などを指の腹で
撫でたりしてみる。
するとお尻から
今度は何か個体が
落下してくるのが
薄暗い中、微かに見えた。