オバケの駐在所
忘れかけていた
畏怖なる存在としての
自尊心。
…人の前に姿を表したのは
ちとまずかったかも
しれないが
上にいる奴らのほうが
派手にやっているしな。
そして橋の先の
車の渋滞の元となっている
柱なる化け物の体に
勢いよく爪を刺した。
……よく見ると
河童や天狗なんかも
いやがる。
数々の化け物が
赤子を食べるためか
集まった仲間を踏みつけ
我先にとどんどん上を
目指していく。
わしももうその中に
埋もれていた。
……だが不安はないし
笑いはもう止まらない。
この欲望やうっぷんが
渦巻いている中に
身を置くだけで
まさにオードブル。
ディナーはこれからなのよ。
「ぃいっっやっほーい!」
掛け声と共に
螺旋階段を登るようにして
一気に柱を駆け上がる。
ついでに化け物共を
蹴散らしながら……。
畏怖なる存在としての
自尊心。
…人の前に姿を表したのは
ちとまずかったかも
しれないが
上にいる奴らのほうが
派手にやっているしな。
そして橋の先の
車の渋滞の元となっている
柱なる化け物の体に
勢いよく爪を刺した。
……よく見ると
河童や天狗なんかも
いやがる。
数々の化け物が
赤子を食べるためか
集まった仲間を踏みつけ
我先にとどんどん上を
目指していく。
わしももうその中に
埋もれていた。
……だが不安はないし
笑いはもう止まらない。
この欲望やうっぷんが
渦巻いている中に
身を置くだけで
まさにオードブル。
ディナーはこれからなのよ。
「ぃいっっやっほーい!」
掛け声と共に
螺旋階段を登るようにして
一気に柱を駆け上がる。
ついでに化け物共を
蹴散らしながら……。