オバケの駐在所
おかしいな。
なんだろう、妙な感じ。
あまり考えたくない。

うーん、賢司のせいだ。
誰かを好きだなんて、
よりによって
付き合ってる私に
言ってくるんだから。

人を好きな気持ちは
仕方ないと思う。
だけどそれを
肯定する事はできない。

あの時ヒステリックに
なってたからな。
……その時かも。

「えー!
これだけしかないの?」

ご飯を作ろうと
冷蔵庫を開けたが
普段のだらしなさに
直面した。

材料がない。
まいったねこれは…。
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