オバケの駐在所
だいたいこんな所でのんびり
してるんじゃなかった。
どうかしてるよ。
この子にも被害が
及ぶかもしれないのに…。
「ごめん……
私、もう行くね。」
水泳袋を肩にかけ
浮き足立ったまま
交番から外へ出たその時、
出掛けから帰ってきたのか
壁の向こう側で
突如歩いてきた
おまわりさんと
ぶつかった。
私は身長が低いので
鼻が丁度お腹の
ベルトの辺りに当たり、
とても痛くて
つい水泳袋を
落としてしまう。
しかもそれは
おまわりさんの目の前にだ。
水泳袋は落ちたその衝撃で
その袋の口が開き、
拾おうとしてくれた
おまわりさんは
それの中身を見て
驚いた表情になって
固まってしまった。
……まずい!
「あ、ちょっと!」
すぐさま荷物を拾い
小脇に抱えると
呼び止めるおまわりさんの
言葉を無視して
その場から走り去った私。
してるんじゃなかった。
どうかしてるよ。
この子にも被害が
及ぶかもしれないのに…。
「ごめん……
私、もう行くね。」
水泳袋を肩にかけ
浮き足立ったまま
交番から外へ出たその時、
出掛けから帰ってきたのか
壁の向こう側で
突如歩いてきた
おまわりさんと
ぶつかった。
私は身長が低いので
鼻が丁度お腹の
ベルトの辺りに当たり、
とても痛くて
つい水泳袋を
落としてしまう。
しかもそれは
おまわりさんの目の前にだ。
水泳袋は落ちたその衝撃で
その袋の口が開き、
拾おうとしてくれた
おまわりさんは
それの中身を見て
驚いた表情になって
固まってしまった。
……まずい!
「あ、ちょっと!」
すぐさま荷物を拾い
小脇に抱えると
呼び止めるおまわりさんの
言葉を無視して
その場から走り去った私。