オバケの駐在所
夕焼け童子
日暮の学校の帰り道。
その日は友達と放課後から
鬼ごっこや
かくれんぼなんかを
時間を忘れるほど
夢中に遊んでいた。
もう体中クタクタで
皆とバイバイしたあとは
迎えにきてくれた
お母さんと
手を繋いで帰ったんだ。
疲れも忘れちゃうくらいに
安心するから
僕は手を繋ぐのが
好きだった。
でもその途中
後ろから僕らを
追いかけてきている
影があるのに気づいた。
もう太陽は横から
照らしてきてて
遠くの人は
影でしかわからない。
誰だろう。
まだ隠れていた
友達がいたかな。
もー遊びは終わりって
教えてあげなきゃ。
「お母さん、
手をちょっと離して。」
しかし聞こえてないのか
前を見たまま
無言で足早に
歩いていくお母さん。
その形相は
怒ってるようにも見えた。
……困ったな。
「お母さん、
……お母さん?」
その日は友達と放課後から
鬼ごっこや
かくれんぼなんかを
時間を忘れるほど
夢中に遊んでいた。
もう体中クタクタで
皆とバイバイしたあとは
迎えにきてくれた
お母さんと
手を繋いで帰ったんだ。
疲れも忘れちゃうくらいに
安心するから
僕は手を繋ぐのが
好きだった。
でもその途中
後ろから僕らを
追いかけてきている
影があるのに気づいた。
もう太陽は横から
照らしてきてて
遠くの人は
影でしかわからない。
誰だろう。
まだ隠れていた
友達がいたかな。
もー遊びは終わりって
教えてあげなきゃ。
「お母さん、
手をちょっと離して。」
しかし聞こえてないのか
前を見たまま
無言で足早に
歩いていくお母さん。
その形相は
怒ってるようにも見えた。
……困ったな。
「お母さん、
……お母さん?」