オバケの駐在所
「お母さ……!」
と何度も呼び止めていた
その時、壁に
ぶつかったように
急に鼻に痛みが走り
思わず顔をしかめながら
もだえた。
「いってぇ!」
「うるっさいわね
あんたさっきからー!
なーに寝言いってんのよ。
み・み・ざ・わ・り!」
気がつくと
どうやら僕は
眠ってたみたいで、
綺麗に片付いた
シンプルな居間のソファーで
広々と横になっていた。
目の前には雑誌を丸めて
偉そうに立っている女の子。
名前は美姫って言って
この子のお家だ。
ここは先月ひどい
殺人があって
美姫ちゃんの両親が
それに巻き込まれた。
床一面には血が
染みついちゃってた
みたいなんだけど
僕らにはよく見えないし
全然気にならないから
ここにしょっちゅう
遊びにきている。
「ぶつ事ないでしょーが」
「……あんたが
アホ面してるからよ。」
そう言って美姫ちゃんは
身長が小さいながらに
器用にキッチンを使いだして
お弁当の続きを作り始めた。
性格に似合わず
微笑ましいものがある
そのエプロン姿。
と何度も呼び止めていた
その時、壁に
ぶつかったように
急に鼻に痛みが走り
思わず顔をしかめながら
もだえた。
「いってぇ!」
「うるっさいわね
あんたさっきからー!
なーに寝言いってんのよ。
み・み・ざ・わ・り!」
気がつくと
どうやら僕は
眠ってたみたいで、
綺麗に片付いた
シンプルな居間のソファーで
広々と横になっていた。
目の前には雑誌を丸めて
偉そうに立っている女の子。
名前は美姫って言って
この子のお家だ。
ここは先月ひどい
殺人があって
美姫ちゃんの両親が
それに巻き込まれた。
床一面には血が
染みついちゃってた
みたいなんだけど
僕らにはよく見えないし
全然気にならないから
ここにしょっちゅう
遊びにきている。
「ぶつ事ないでしょーが」
「……あんたが
アホ面してるからよ。」
そう言って美姫ちゃんは
身長が小さいながらに
器用にキッチンを使いだして
お弁当の続きを作り始めた。
性格に似合わず
微笑ましいものがある
そのエプロン姿。