オバケの駐在所
エターナル切符
相変わらずの日常。
相変わらずの
殺風景な街並み。
電車がたてる
レールと車輪の音に
いつもの車掌のアナウンス。
毎日が何も
変わらないなんて事は
ないはずなのに、
電車の車窓には
どことなく退屈そうな
顔をしている私の顔が
映っていた。
これといって嫌な事が
あったわけではない。
なんでだろうか……。
自分でもわかってるのかも
しれない。
季節は変わり、
世界が少しずつ色を
変えはじめていくのは
私でもわかる。
暑くてろくに
寝れなかった熱帯夜も
だんだんと快適な夜となり
寝る事が大好きな
私にとっては
とても待ち遠しかった
錦秋の訪れである。
長袖のワイシャツは
ひと夏の間、
タンスの奥に
しまわれていたけど
どうやら私の体のサイズは
ちゃんと覚えていたらしい。
まだまだ発育途上で
あるはずの
私にとっては
それも少し心わびしい
気もするけれど
まぁそれも秋の風が
吹いての事としておこう。
その気持ちを察したのか
駅前に立つ
キンモクセイの花が
電車が止まったと同時に
香りを出して落ちた。
相変わらずの
殺風景な街並み。
電車がたてる
レールと車輪の音に
いつもの車掌のアナウンス。
毎日が何も
変わらないなんて事は
ないはずなのに、
電車の車窓には
どことなく退屈そうな
顔をしている私の顔が
映っていた。
これといって嫌な事が
あったわけではない。
なんでだろうか……。
自分でもわかってるのかも
しれない。
季節は変わり、
世界が少しずつ色を
変えはじめていくのは
私でもわかる。
暑くてろくに
寝れなかった熱帯夜も
だんだんと快適な夜となり
寝る事が大好きな
私にとっては
とても待ち遠しかった
錦秋の訪れである。
長袖のワイシャツは
ひと夏の間、
タンスの奥に
しまわれていたけど
どうやら私の体のサイズは
ちゃんと覚えていたらしい。
まだまだ発育途上で
あるはずの
私にとっては
それも少し心わびしい
気もするけれど
まぁそれも秋の風が
吹いての事としておこう。
その気持ちを察したのか
駅前に立つ
キンモクセイの花が
電車が止まったと同時に
香りを出して落ちた。