オバケの駐在所
最近知ったことがある。
それはオバケも
私たちみたいに感情が
あるんだなということ。
性懲りもなく
たぶらかしてきたり、
おもしろ半分に
からかってくる奴ばかりと
思っていたけど、
なかには妙な正義感を
もっているのもいるし、
人に必要と
されているものだっている。
どこからどうやって
生まれるのかは
定かじゃないけど、
そのまぎれもない存在を
不気味という理由だけで
敬遠するのは
短絡的な気がした。
人とは寿命も違う。
暮らしかたも違う。
時代が移ろいでも変わらない
化石のような存在。
そして彼らは当然のように
そこにいる。
何かを私たちに
伝えようとしてるのか?
やはり昔から人に
恐れられてるぐあいに
相交えていくことは
難しいのか?
思いの丈を知りたい……。
そう考えだすと
いつもハジメさんの顔が
頭に浮かぶ。
……そーいえば
彼のことはよく知らないな。
ふと気づくと私が
横断歩道を渡ろうと
ほんのわずか
目を離したすきに、
その十字路の
真ん中にいたオバケは
いつの間にか
いなくなっていた。
それはオバケも
私たちみたいに感情が
あるんだなということ。
性懲りもなく
たぶらかしてきたり、
おもしろ半分に
からかってくる奴ばかりと
思っていたけど、
なかには妙な正義感を
もっているのもいるし、
人に必要と
されているものだっている。
どこからどうやって
生まれるのかは
定かじゃないけど、
そのまぎれもない存在を
不気味という理由だけで
敬遠するのは
短絡的な気がした。
人とは寿命も違う。
暮らしかたも違う。
時代が移ろいでも変わらない
化石のような存在。
そして彼らは当然のように
そこにいる。
何かを私たちに
伝えようとしてるのか?
やはり昔から人に
恐れられてるぐあいに
相交えていくことは
難しいのか?
思いの丈を知りたい……。
そう考えだすと
いつもハジメさんの顔が
頭に浮かぶ。
……そーいえば
彼のことはよく知らないな。
ふと気づくと私が
横断歩道を渡ろうと
ほんのわずか
目を離したすきに、
その十字路の
真ん中にいたオバケは
いつの間にか
いなくなっていた。