オバケの駐在所

彼女は目を大きく開き
何か面白い物を
見たかの様に
口元を緩ませた。

「付き合ってるだなんて……

嫌だなぁもう。」

照れているのか
よくわからなかったが
わざとらしく
両側の頬に手を添える
仕草が
まんざらでもないとゆう事を
私に指し示す。

「おーい、沸いたよ。
お茶にしよ。

君も中に入りな。」

そんな時に
中から愛想よく
指輪を渡した
おまわりさんが
手をこまねいて言う。

……えっと、
……いいのかな？

私は軽く瞳を
おまわりさんから
彼女の方に行き来させた。

「桜餅もあるよ。
私が持ってきたの。」

いいのかなぁ〜。
へへへ

「お言葉に甘えます〜。」