オバケの駐在所
「ああ、
ハジメさん。
これ返しとくわね。
やっぱり駄目みたい。
プレゼントしても
逆に気分を害しちゃう。」
シルバーの
淡い光沢を放つリングを
少し残念そうな顔をして
おまわりさんに渡す彼女。
「だから言ったろ?
それにこれは
もともと譲る気も
ないしね。」
そう言って胸のポケットに
しまわれる指輪が
私はなんだかとても
不思議な光景に思えた。
……誰の
指輪だったんだろう?
てっきり
告白したと思ったのに。
他の人の……?
餅を食べ終え
茶をすすりながら
ふと今の現状に
気づく。
「ねえ、
もしかして誰か来るの?
座布団も
3つ敷いてあったし……。」
ハジメさん。
これ返しとくわね。
やっぱり駄目みたい。
プレゼントしても
逆に気分を害しちゃう。」
シルバーの
淡い光沢を放つリングを
少し残念そうな顔をして
おまわりさんに渡す彼女。
「だから言ったろ?
それにこれは
もともと譲る気も
ないしね。」
そう言って胸のポケットに
しまわれる指輪が
私はなんだかとても
不思議な光景に思えた。
……誰の
指輪だったんだろう?
てっきり
告白したと思ったのに。
他の人の……?
餅を食べ終え
茶をすすりながら
ふと今の現状に
気づく。
「ねえ、
もしかして誰か来るの?
座布団も
3つ敷いてあったし……。」