オバケの駐在所
「……いや、
今まさにとられそうに
なったけど、
…タマを。」
妖怪に神様に
浮き世離れしたこの会話。
なんだかだんだん
肝が座ってきた
気がするのは
気のせいだろうか。
姫は目を細め
装束で口元を隠しながら
どうやら笑っている
ようだった。
「さて、
私は帰ろうかの。
電車のダイヤもあるし
あの桜も病気でも
なんでもない。
自ずと咲くであろうしな。
それに……。」
咳を拳で受け止め
少し小さな声で続けた。
「私はシェイクを
早く飲みたいのじゃ。
……さっき見てたら
さぞかし美味そうでな。」
顔立ちは整っていて
鋭い目つきを
しているのに、
ましてや神様が
ファーストフードを
食べたいとは。
……それにしても
後ろからつけてきてたのは
この人だったのか。
今まさにとられそうに
なったけど、
…タマを。」
妖怪に神様に
浮き世離れしたこの会話。
なんだかだんだん
肝が座ってきた
気がするのは
気のせいだろうか。
姫は目を細め
装束で口元を隠しながら
どうやら笑っている
ようだった。
「さて、
私は帰ろうかの。
電車のダイヤもあるし
あの桜も病気でも
なんでもない。
自ずと咲くであろうしな。
それに……。」
咳を拳で受け止め
少し小さな声で続けた。
「私はシェイクを
早く飲みたいのじゃ。
……さっき見てたら
さぞかし美味そうでな。」
顔立ちは整っていて
鋭い目つきを
しているのに、
ましてや神様が
ファーストフードを
食べたいとは。
……それにしても
後ろからつけてきてたのは
この人だったのか。