2年2組
出会いの4月
1,出会いの4月

ここは清凛学園。
高校と大学一環の学校で、日本でも5本指に入る学校。
大学部は東大に匹敵する程で、在籍する生徒のほとんどが凄い家柄の人びとである。
そんな学校に、一般サラリーマン家庭の俺こと東 拓海 (ひがし たくみ)が入れたのは、「特待生」として入ったからだ、それも「県立上級学校推薦制」である。
「県立上級学校推薦制」とは、簡単に説明すれば、県内の県立トップ校に入学して、そこで主席になり学校から推薦状をもらって転校して特待生として入学することだ。
俺は何とかできこの学校入学した、そこで自分の人生を変えられてしまうとも知らずに。
●4月5日
「それでは、私がこの2年2組の担任となった西村 友子(にしむら ともこ)です。担任になったのは初めてなので失敗するかもしれないがサポートよろしくお願いします。」
そして、自分は呼ばれる。
「今年は転入生が一人います。東くん入ってきて。」
ゆっくりと、ドアを開ける。不安と期待が心をめぐり、気がつけば目の前に37名のクラスメイトがいる。そして先生に紹介される。
「稲荷高校から転校してきた東 拓海君です。」
「東 拓海です。よろしくお願いします。」
そして先生に席を指定される。
「東君は一番窓側の席に座って。」
先生に言われたとうり座ると、隣の席のひとに話しかけられた。
「よ!俺、秋庭大貴皆、皆大貴て呼ぶんだ。よろしく!。」
「よろしく。」
その後ホームルームも終わり、1、2、3、4時限目と過ぎた。
「なぁー、大貴。」
「なんだい?」
「ずっと聞きたかったんだけど。」
「何を?」
「なんで初日にいきなり授業があんの?」
「あー、それね。」
大貴はなんだそんことか?のように反応し、俺の疑問に答えた。
「それはな、この学校だからだよ。」
「え?」
意味がわからね






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