甘い恋~幼なじみ~
ありさのことは、睦月に何度か話したことがあった。
















だから、睦月はありさに初めて会ったときもすぐにありさだってわかった。


















「初めてだったんです。俺のこと、苗字で呼ぶ奴。それに、温かかった。矢崎は、優しくて、温かくて・・・。俺の冷たい心を溶かしてくれるみたいで・・・。いつのまにか好きになってました。」


















睦月の顔を見れば分かる。睦月は、本気でありさが好きなんだ。
















何で、気づいてやれなかったんだ・・・。


















「先輩は、矢崎が好きですよね?」


















「・・・あぁ。」


















「大好きですよね?」

















「当たり前。」

















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