2人の秘密な関係性。


「おい、ちょっと来い」

そう言ったのは黒宮蓮。


少し怒った顔であたしの手を掴んで数学準備室の中へ入った。



「何なの?」

「何なのじゃないだろ、藍川さん。あいつとも関係持ってるの?」

「そうよ、悪い?」

「悪いよ。もっと、自分を大事にしなきゃ。」

「うるさいわね、まさか先生もあたしと関係持ちたいとか…?」



軽い冗談を言ってふふッと笑ってやった。



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