夢が覚めたら(短編)
ある朝
夢を見た。すげぇ怖い夢。
マジ焦った。



「うわぁぁぁぁぁぁあ!!」



俺はベタに叫び声をあげながら飛び起きた。
どんな夢を見てこんなに震えているのか忘れてしまったけど、
なんだかとても気持ち悪いものに追われていた気がする。


俺が肩で息をしながら呆然としていると、妹の深幸が話しかけてきた。


「何、どうしたの?お姉ちゃん」

深幸の言葉に何か違和感を覚えながらも、


「ああ、超怖い夢見た」

とその原因が分からないまま深幸に答えた。


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