夢が覚めたら(短編)
やっぱ女ならこれくらいは欲しいよな~。
どうせ女になるならせめて巨乳になりたかったのに、
なんで俺はこんなに貧乳なんだ…。


と有本の胸を揉みながら物思いに耽っていると、突然有本が

「ひっ!」

と短く悲鳴をあげてガタガタッと椅子を揺らしながら倒れこむように
俺から遠ざかった。


「……え?」
「…友ちゃん…変態なの…?」
「えっ!?」




一瞬にして周りの空気が凍りついた。
クラスメイトの視線が痛い…。
有本はしりもちをつきながら涙目で俺を見上げている。



あ、パンツ見えそう…




でなくてっ!!
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