夢が覚めたら(短編)
俺は深幸に気付かれないように、そっと落胆した。
でもそうだ。名前は変わっていないらしい。
昨日までは確かに男だったハズ……。


昨日が男で今は女!?

ありえるか!?
そんなの。

否、ありえない。
そうか。まだ寝ぼけてるんだ。
頭が正常に機能していないだけだ。


俺はこの状況が嘘だと言うことを確固たるものにするため
恐る恐る胸に手を当ててみた……。
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