それでも愛してる
昨晩あった事を同僚に伝えた

『で?』

「は?」

『まだ足りない情報あるで』

「何?」

『信号の所で亡くなったのはわかった…で、今そこで何してるんや?』

「あ…ぁ……知らない……」

『ん~、全ての思念を送ったんじゃ無いみたいやなぁ~、墓に戻るって事は自縛霊でも無いやろしなぁ~』

「あ、お前、見える人じゃ無かったっけ?」

『見る気になれば見れない事も無いで☆』

「だろ?なんか見なかった?」

『見る気無かったもん』

あぁ、やっぱり…
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