アイカレ-17.2-
「芽衣、朝よ。」


誰か私を読んでる?


「め〜い〜。あ〜さ〜よ〜」

あぁ、お母さんか…。



でも今日は学校に行きたい気分じゃ
ない。




「芽衣!!朝っつてるしょーが!!」



次第に、怖くなっていく母の声。






-しかたない、起きるか。



「…んぅ?」




「“んぅ?”じゃないわっ。
 もう、完全的な遅刻よ。」



と時計を指差しながらそのセリフを
捨てた。





「はち…じ…ごじゅうきゅうふん…」




体は完璧には起きてないみたいで
変な口調になった。





♪~♪



携帯の着メロが流れる。







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