アイカレ-17.2-
「あら、あずちゃん。」


私のときとは違って凄い甘えた声。



「ごめんね。」




「いいのよ〜。ごゆっくり〜。」



-お母さんって梓に超甘いんだよね。





「で、話戻すけど。
 明日来るでしょ!?」



「行く。」




「なら、明日学校で会おう。」



私が頷くと梓は“よしっ。”
と言って家を出た。






♪〜




携帯の着信がなる。




-藍-






…何で今更駆けてくるんだろう。





会いたくないのに。
顔も合わせたくないのに。
喋りたくもないのに。
声も聞きたくもないのに。
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